股関節の痛みが徐々にひどくなって、いざ病院に行ったら、
『今後は手術になるだろうね』と宣告されてしまったという方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
また、もう手術をした方がいい!と言われているものの、手術後も痛いだろうし、手術が怖くて、なかなか踏み切れないという方もたくさんいらっしゃいます。
痛みをなんとかしたい!
と思いつつ・・・
手術って、怖いし痛いだろうし、傷も入るし
入院するのに時間もお金もかかるし
できることなら手術はしたくない・・・
『手術が怖い』
手術したら、今後の生活ってどうなるんだろう。
できるだけ自分の骨で自分の足で過ごしたい。
でも痛みからは解放されたい・・・
手術に至るまで、様々な不安や葛藤の中過ごしている患者様に数多く対応してきました。
できる限り手術を先延ばしにしたいと考えているあなたに少しでも役にたつ内容になればと思っています。
手術を行うタイミングは、いつ?
痛みはひどいけど、まだ我慢できるし・・・

手術したら痛みが取れるよと言われても、
できるだけ手術はしたくないというのが本音ですよね。
手術をするタイミングは最終的には、ご自身が『手術したい』と決断した時ではないかと思います。
症状や痛みは人それぞれで、画像上だけで判断することはできません。
画像上もう少し大丈夫そうと思っても、自分自身痛みに耐えられず手術を決断する方もいれば、逆に画像上進行していても、痛みがさほど酷くなければ、手術を遅らせるという方もいらっしゃいます。
また、生活環境や家庭環境も違うため、痛みを感じる機会や手術や入院の期間に迷うことも多いのではないかと思います。
家が坂の上であったり、階段の上り下りが多いのであれば、負担がかかり、痛みを感じる機会が多くなります。また、お子様のお世話や行事、親御さんの介護や仕事の調整などが必要になることもあるでしょう。
それぞれの状況を加味した上で考え決断されることになると思います。
手術のメリットデメリット

自分で決めたタイミングって言われても、なかなか判断が難しいですよね。
手術に迷っている方は、手術を行う上でのメリットとデメリットを知った上で判断していただきたいなと思います。
<手術することのメリット>
・痛みが軽減する
・痛みで制限されていた生活の幅が広がる
・関節の動きが広くスムーズになる
・他の関節の負担が減る
・バランスがよくなる
なんといっても一番は、みなさんが今お困りの『痛み』から解放されるということだと思います。痛みで夜に目が覚めてしまって睡眠不足、痛くていきたいところにいけない、毎日痛みに苦しみながら我慢を強いられる生活から解放されます。可動範囲も広がり、スムーズに動けるようになることから、「こんなに楽なら早く手術すればよかった」と思われる方もいらっしゃいます。
<手術のデメリット>
・入院期間、費用が必要
・傷が入る
・合併症のリスク
・人工関節は脱臼、摩耗していくリスクがある
痛みが軽減するというメリットはあるのはわかっていても、いいことばかりというわけにはいきません。入院には時間もお金も必要ですし、手術で傷も入るしリスクも伴います。人工関節に関しては摩耗して入れ替えが必要という場合もあります。しかし、今は技術が発展して、人工関節の耐久性は上がっていると言われています。
いろんな状況を考慮した上で考えてみてください。
<手術を先延ばしにすることでの影響>
そうはいってもやっぱり手術はしたくない。
手術を先延ばしして起こる影響で一番大きいのは、他の関節にかかる負担の増加です。
痛みをかばって動いたり、脚の長さの違いがあったり、関節の動きが制限されることで、股関節の変形が進むだけでなく、膝や腰などの他の関節に負担をかけてしまいます。
変形性股関節症は、膝への負担が増加することが言われており、変形性膝関節症の発症や進行リスクが高く、特に対側の変形性膝関節症、人工関節に至るリスクが1.4〜1.8倍と言われています。
また、患側の足の踏み切りの負担増加や、関節可動域制限、変形性足関節症、アーチが高くなることが文献上言われています。
股関節だけでなく別の関節に変形を起こしてしまうリスクが伴うことも念頭に入れておきましょう!
手術までにできることは?
わかっていてもいろんな事情から、まだ手術はできない・・・

わかっていてもいろんな事情から、まだ手術はできない・・・
けど、この痛みどうにかならないのかな・・・と藁をも掴む思いで何か方法を探している方もいらっしゃるのではないでしょうか?
手術まで、股関節の痛みと付き合いながら生活をしていくためには、リハビリが必要です。
特に、運動療法は、6〜12週続けることで、痛みやQOL(生活の質)の改善がみられたという文献もります。
さらに、モチベーションを持続するための訓練をした方は、5年後の手術移行率に改善がみられることがわかっています。
手術を決断したとしても、手術前のカラダの状態が、手術後の生活に大きく影響するため、リハビリのプラスの効果が見込めます。
手術前のリハビリを行った方は、手術後、股関節の機能評価に使われるスコアの指数が高いこと、階段や歩行や階段動作、トイレや椅子の移乗動作ができるようになる日にちが早いことが言われています。
まずは、自分自身でも心がけてできることをお伝えしていきます!
股関節の痛みを減らす方法は、シンプルに『関節の負担を減らすこと』です!
文献上、股関節累積負荷が多い方は、1年後のレントゲンを確認すると関節裂隙の狭小化が進んでいると言われています。
つまり、どういうことかというと、股関節のかかる負荷が増えれば増えるほど変形の進行が進むと言うことです。
関節の負担を減らすためにどうすればいいのか?
簡単にできる5つの方法をお伝えします!
①筋力を鍛える

特に股関節症の方は、お尻の筋肉が弱くなっていることが多いです。
筋力が弱くなると、関節のブレが大きくなり、関節に負担がかかります。
お尻の筋肉を鍛えるために、痛みが出ないトレーニングから徐々に負荷を増やしていきます。
②筋肉の硬さや姿勢を改善

痛みを庇って筋肉が固くなって、負担をかけていることがあります。
股関節の関節可動域に制限がある方は、変形の進行が進みやすいと言われる文献もあります。
また、股関節の動きは良いけど、猫背の姿勢で後ろ重心になってしまったり、逆に反り腰になって負担をかけてしまったりすることがあります。
関節の硬さが確保されていることが大切です。
③体重を減らす

1kg増えると、歩行では3kg、階段などでは10kg近い負担が増えることになります。
逆にいうと、1kgでも体重を減らすことができれば、股関節にかかる負担を減らすことができます。
ダイエットは『運動』と『食事』の組み合わせが一番です。
④生活で股関節にかかる負担を減らす

股関節は、深く曲げたりする動作が繰り返されると負担がかかります。
和式の生活をされている方は、床の生活で繰り返し立ち座りを繰り返したりすることで負担がかかります。
布団をベッドに、座卓をテーブルと椅子になど生活でかかる負担を減らすことも対処方法の一つです。
⑤杖やインソールなどの補助具を使う


杖は見た目ファ気になるから使いたくないと言われる方も多いのですが、
筋肉がつくには時間がかかるし、痛みを早く引かせるには、杖などで負担を減らすことが一番です。
脚長差がある方は、長さの違いだけで負担をかけるので、脚の長さが短い方にインソールを入れるというのも1つの手段であることを覚えておいてください
自分は何が一番負担がかかる原因になっていそうか、まずはどれだったら実践できそうか、考えて実践してみてはいかがでしょうか?
手術を先延ばしにしたいと思っているあなたへ
色々方法はわかったけど、実践するのが難しいところ。

何から始めていいかわからない・・・
やってみたけどこれであっているかがわからない・・・
実際やってもあまりかわらない・・・
やっぱり難しいのかなと思っているあなた。
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- なぜ痛みが出ているのか、
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