運動後にいつも同じ場所が張るあなたへ
ケアをしても、また同じ場所が張る。
右ばかり重い。片脚だけ疲れる。後半になると決まって崩れる。
そんなふうに、張りや重さがいつも同じ場所に出る人は、疲れが全身に溜まっているというより、身体の使い方の影響で負担が偏っているのかもしれません。
このタイプの人は、張っている場所を一生懸命ほぐしても、その時は楽なのにまた戻る、ということが起こりやすいです。
それは、張っている場所が原因ではなく、結果として負担を引き受けていることが多いからです。
つまり、本当に見直したいのは「張る場所」そのものではありません。
そこに負担が集まりやすくなる、体の使い方や動き方に問題があることが多いのです。
この記事では、体のクセタイプの人に多い特徴を整理しながら、最初に見直したいポイントをお伝えします。
こんな人は「体のクセ」タイプかもしれません

- いつも同じ場所ばかり張る
- 左右差が気になる
- 後半になるほど動きが崩れる
- フォームを意識しても、すぐ元に戻る
- 硬いところをほぐしても、また同じ場所が張る
このタイプに必要なのは、張る場所をケアし続けることではありません。
まずは、どこから整えると身体の使い方の偏りが減るのかを見つけることです。
まず確認:あなたはどれが近い?
① 可動性不足タイプ
- 体が硬い自覚がある
- 動き始めが硬い
- 股関節や足首が詰まる感じがある
- 背中・背骨が動きにくい
- 肩甲骨の動きが悪い、肩が張っている
このタイプは、動くべきところが動きにくく、その分ほかの場所に負担が集まりやすいです。
自分の可動域が狭い部分を中心に柔軟性を高めるウォーミングアップやクールダウンが必要です。
最初の一手
股関節・足首・背中のどれか1か所だけ、自分が特に硬いと感じる部分を入念に動かす準備を入れます。
たとえば、
- 股関節を大きく動かす動的ストレッチ
- 足首の柔軟性を改善するための可動域づくり
- 背骨をひねる動き
- 肩甲骨の可動性を広げるエクササイズ
ランニングなら、走り出す前に股関節や足首をしっかり動かすことで、ランニング中に足が運びやすくなり、脚の張り感や走っている感覚が変わることがあります。
② 筋力バランスが崩れているタイプ
- 後半になると片側だけ張る
- 支える感じが弱い
- 片脚で踏ん張りにくい
- 左右差がはっきりしている
- 足裏、太もも裏が攣りやすい
このタイプは、支える力に差があることで、同じ場所に負担が集まりやすくなります。
過去に怪我をしたことのある足は、痛みが無くなっても筋力は弱くなったままということも多いです。そのため、足を庇って反対側の足が余計に頑張ってアンバランスが生じやすくなります。
最初の一手
支える感覚を入れる準備を1つだけ入れます。
たとえば、
- 片脚立ち
- 軽い片脚スクワット
- お尻に刺激を入れる運動
テニスやゴルフのように左右差が出やすいスポーツでは、こうした準備が片側だけの張りを減らすきっかけになります。
③ フォームが崩れやすいタイプ
- 意識してもすぐ元に戻る
- 崩れ方が毎回同じ
- 後半になるとフォームが乱れる
- 動き出しはいいのに続かない
このタイプは、動き方のクセが強く、同じ使い方のズレを繰り返しやすいです。
最初の一手
動きを整える準備を1つだけ入れます。
たとえば、
- 姿勢を整えてから歩く・走るドリル
- 呼吸と体幹を合わせる準備
- スイング前の連動確認
泳ぎやランニングでも、「最初の入り」を整えるだけで、後半の崩れ方が変わることがあります。
体のクセタイプの人が大事にしたいこと
大事なのは、毎回ケアを増やすことではありません。
同じ1つを、同じ順番で入れることです。
そうすると、体は少しずつ「崩れにくい入り方」を覚えていきます。
結果として、張りや重さが偏りにくくなります。
それでも同じ場所が張り続けるなら、
自分で思っている原因と、実際の原因がズレていることもあります。
そんな時に必要なのは、張る場所だけを見ることではなく、
全体のつながりを見ながら、整える場所と順番を決めることです。